活動報告
2023年08月26日(土)  [活動報告]

「府営住宅に入れませんか?」--たくさん寄せられる相談

「シングルマザーになったので、生活に困っています。府営住宅に入れませんか」など、公営住宅にかかわる相談がたくさん寄せられています。

紹介しても公営住宅のある場所になかなか引っ越せないなど、様々な事情で、応募すら出来ない方も少なくありません。

お子さんがいる家庭では、「学校が変わるのはねえ・・・」高齢者では「いつも通っているお医者さんが遠くなる」と公営住宅への応募自体をあきらめて過ごしている方も多くおられます。

 東大阪市では、7つのリージョンセンター地域で見ても、図のように瓢箪山などのB 地域には1 戸もない一方で、3000戸をこえるC、D 地域等もあります。

51小学校区中、39は公営住宅ゼロ

表のように東大阪市は25 中学校区51 小学校区がありますが、府営と市営の公営住宅がない学校区は25中学校区中15、51小学校区中39もあります。校区単位で見るとかなりかたよりがあります。

共産党市議団は、2022 年3 月議会において、塩田市議団長が公営住宅が偏在しているもとで、是正を図るよう求めたところ、市長は全く意に介さない答弁でした。

野田市長の見解(2022 年3 月29 日 塩田市議の質問への答弁)「市域全体での供給戸数という考え方に立って住宅政策というのは行うべき」「旧枚岡、河内、布施というような考え方でやるべきではない」

荒本、北蛇草の戸数を減らし、公営住宅ゼロの地域に公営住宅建設を

市は、荒本、北蛇草住宅において、老朽化した住宅の建て替えを進めていますが、1,940 の管理戸数のうち昨年の4 月時点で1,409 戸しか入居していないのに、2029 年度までに現在入居戸数よりも335 戸も多い1,744 の管理戸数にしようとしています。

少なくともこの差の約300戸は、荒本や北蛇草住宅の地域で建て替えの必要性はなく、市内の公営住宅の無い地域に建て替えをすることで、市民のニーズにこたえるべきです。

市内の公営住宅のかたよりを無くし、公営住宅を増やすべきです。また同じ管理戸数でも、少なくともこの約300 戸分を、B 地域はじめ、公営住宅の無い地域に市営住宅の建設を進めるべきです。