市議団ニュース
2017年06月24日(土)  [市議団ニュース]

東大阪市議会 平成29年 第2回定例会 が「流会」
この事態を招いた市議会議長の議会運営の責任は重大!!

市議会議長は、審議が空転した状況の下、6月23日会期末を迎えたにもかかわらず、
◆本会議開会に必要な各派代表者会議・議会運営委員会を一度も招集せず!
◆各会派から提出された「時間延長手続き要求」、「会期延長要求」も無視し、本会議を招集せず!

6月23日(金)東大阪市議会 平成29年第2回定例会の議会最終日、市議会議長(公明党)が17時になっても開会のベルを鳴らさず議会を「流会」させた。
その時点で議場には、日本共産党東大阪市会議員団の6名を含む、24名の議員が本会議開会を求め入場していた。
(※下記写真は、25となっているが、24名の議員が入場)

この事態に対し、日本共産党東大阪市会議員団は、団長名で下記の声明をだした。以下、全文です。

東大阪市議会6月議会の流会について(声明)

2017年6月23日
日本共産党東大阪市会議員団 団長 内海 公仁

去る6月8日に開会した東大阪市議会2017年6月定例議会は、会期末の23日、一般質問通告者3名の本会議質問の機会を与えず、常任委員会の審議もせず、会期延長も判断せず、本会議開会のベルが鳴らされないまま午後5時を経過し「流会」した。事態を招いた議長の議会運営の責任は重大であり、わが党は断固抗議する。

今議会は開会前から、3年越しの課題となっていた上下水道局庁舎建設の基本構想時の24億の概算建設費が1.5倍にもなる問題をはじめとする諸課題に対する市長及び上下水道局の対応が問われていた。当局に課題解決の方策を求めても「同じ説明」の繰り返しで委員会審議が空転する状況下で議会として、すべての審議権を保証しながら、議会の権能を発揮する上で議長の果たす役割が大きく問われていた。

しかるに議長は、審議が空転した状況の下で6月23日の会期末を迎えたにもかかわらず、本会議開会に必要な議事日程を協議・決定するための各派代表者会議と議会運営委員会を一度も招集せず、各会派から提出された「時間延長手続き要求」、「会期延長要求」すら無視して本会議招集をしないまま午後5時を迎え「流会」させた。その結果、本会議で予定されていた3名の議員の一般質問の機会も奪われ、すべての議案の各常任委員会への付託もされないまま常任委員会の審議もできないまま6月定例会が「流会」した。

午後4時50分頃から本会議場には本会議開会を求める議員が次々と入場したが午後5時を迎えても正副議長と所属会派の議員などは姿を見せず、開会ベルも鳴らされなかった。このように議長の一方的な思惑だけで議会を流会させたことの責任はあげて正副議長にある。かかる事態は、議会運営の責任放棄そのものであり、運営能力欠如と言わなければならない。

わが党は、各会派とも共同してかかる事態の解決と正常な議会運営を回復させるために全力をあげる。

また今議会で、前市立総合病院での幹部職員不詳事件の追及、子どもの貧困問題対策の強化、障がい福祉問題、学童保育問題、鴻池新田会所改修、大型ゴミ有料化問題、道徳教科書採択に関わる市長写真掲載の疑惑など重要な質問や追及を準備していたが、ひき続き市民要求実現と市民本位の市政への転換のために全力で奮闘する。

以上